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福井県の会社・企業にホームページは本当に必要?

もしあなたが、「ただ何となくホームページを持っておきたい…」「周りが持っているからうちも…」と考えているなら、ちょっと待ってください。

ただ何となくで数十万円かけてホームページを作っても、「月に数人にだけしか見られない」「ホームページから問い合わせが来ない」のようなリターンがないまま終わるケースはたくさんあります。

ここでは、福井県内のお客様でホームページを作りたいという方向けに、本当に福井県内でのビジネスにホームページは必要なのかというお話をします。

福井県でのネット利用率は高い

そもそも福井県でのネット需要はどうなっているのでしょうか?

実は野村総研の「都道府県別デジタル度ランキング」の調査データを見てみると、
他県と比べて福井でのネット利用率、関心度は高いことがわかりました。
詳しくは以下の記事にまとめているで、そちらをご覧ください。
福井県民のネット利用率、全国トップクラス

コロナ禍を経験してから、地方でもネットへの関心度が一気に高まり、
特に福井県ではそれが顕著に現れたようです。

とはいえホームページが必要かどうかは業種、業態が強く関わってきます。
次項ではホームページの必要性を大きく「BtoB」と「BtoC」に分けて解説していきます。

ホームページは必要?BtoB編

BtoBの場合は基本的にはホームページを持つことは必須だと思います。

今ではSNSやポータルサイトなどでも情報発信はできますが、結局のところホームページを超える情報量を発信するには向いていません。
情報収集に意欲のあるユーザーは、最終的にホームページを見て判断しようとします。
何より、多くの人がネットから判断材料を集める中、ホームページを持っていること自体が安心を与え、信頼につながるのです。

もし既存の取引先で事業を回していけるビジネスモデルであれば、ホームページ制作は無理をしてまで作らなくてもいいと思います。
しかし突然取引先を開拓しなければいけなくなった場合に、予めホームページを持っておけばすぐに営業に役立てることができるので、用意をしておくことに越したことはないかな、と思います。ここは経営者の判断次第です。

ホームページは「365日24時間働いてくれる営業マン」だとよく言われます。
会社の案内をしてくれるだけの看板的なホームページもありますが、作り込めば作り込むほど、商品をうまくPRし問い合わせまで誘導してくれる営業マンのようなホームページを作ることも可能です。

ネット利用が盛んな今、いいホームページを作ることができれば、優秀な営業マンを手元に置くことになるでしょう。

ホームページは必要?BtoC編

BtoCの場合は、BtoBに比べるとホームページ制作の優先度は低めだと思っています。

例えば飲食店の場合を考えてみましょう。
今やユーザー(お客さん)は、ぐるなびやgoogleマップでの口コミを参考にします。
そこを見れば、「どんなメニューなのか」「どこに店があるのか」「何時から何時までやっているのか」「評判はいいのか」といった、一般的な疑問を全て解決できちゃうわけです。

もはや、わざわざgoogleの検索欄に打ち込んでホームページを探す人はほとんどいないのではないでしょうか。

上記写真のように、google検索でもまずはgoogleマップが表示されるようになっています。その方がユーザーにとって需要があるということです。

飲食店に限らず、今ではBtoCの業種はぐるなびのようなポータルサイトや、googleマップに情報が集約されている時代となっています。
そのため基本的にはホームページを持っていてもあまり効果がありません。

ただ、もちろん例外もあります。
もし以下に当てはまる方がいれば、ホームページは必要になってくるかと思います。

例外1:YMYLに当てはまる業種の場合


BtoCの中でも「歯医者」「金融」「保険」などのYMYLと言われる業種では、ホームページが大変重要になります。

YMYLとは「your money or your life」の略で、ユーザーの健康や財産など人生に大きく関わってくる業種のとこです。

そういったサービスの場合は、ユーザー心理として重要な決断を下す訳なので、できるだけ多くの判断材料を得たいためホームページをチェックします。

そのユーザーは情報収集に積極的になっているので、同業他社のホームページもチェックしている場合が多く、つまり他店のホームページと見比べられるわけです。最終的にホームページの印象や内容から決断するユーザーも多いと思われます。

そのためYMYL業種の場合は、ただホームページを持つだけでなく、ライバル店のホームページを調査しつつ差別化を図ることが重要になります。

例外2:BtoBにもアプローチしたい


OEMなどのBtoBにアプローチをしたい場合は、ホームページを持っておくと良いでしょう。

ぐるなびやgoogleマップはあくまで消費者向けのサービスとして特化しているため、ビジネスの話をしたい人はそこが適切な窓口だとは思っていません。
そのため「この会社は具体的にどんなビジネス方針なのだろう」「BtoB向けのサービスはやっているのだろうか」といったことを調べるためにホームページを探す場合があります。

もしそこでホームページが見つからないと、せっかくの商談を取りこぼしてしまいかねません。
もしBtoBを考えている方は、この記事内の「地方にホームページは必要?BtoB編」も合わせてご覧ください。

例外3:ブランディングやWEB戦略を強化したい


ブランディングやコアファン向けの情報開示といった場合であれば、ホームページ作成も1つの戦略に入ってくるでしょう。
例えば、ホームページから体験できる雰囲気、こだわり、歴史、スタッフ紹介などの付加価値によって、別の角度からお店の好感度をあげる戦略です。
「品数」や「質」だけではなく、お店を利用しただけでは伝えられないような強みをアピールできます。
(WCC:ここはもう少し掘り下げて書きたい)

上記であげた3つのような例外がなければ、BtoCの場合はお金をかけてまでホームページを作る必要性はあまり感じないです。

まとめ

業種によって、そして時代によってホームページの必要性も変わってきます。
決して安い投資ではないですし、”ただホームページを作ればいい”ということは絶対にありません。価値のあるホームページを作るためには必ずそこに目的が必要なのです。

ホームページが必要かどうか悩んでいる方に、参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

千秋佑真の笑顔の写真

千秋 - WEBデザイナー

2017年にWeb Studio Sを立ち上げ、地元福井に密着したWEB制作に携わってきました。
WEBの知識を駆使して理想の会社経営を実現させます!

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